課題
ブロック肉に混入した注射針などの小さな金属異物の検出。より清掃性の高い検査機へ切り替えを希望していました。
解決策
2つのコイルを搭載した金属検出機で、検出が難しい針や線状金属の検出を可能にします。
背景:経年劣化による金属検出機の老朽化。設置スペースへのサイズ上限。
老朽化によって、装置の劣化・腐食が進んでいました。使用を続けた場合、機器の誤動作による加工作業の中断や、部品の欠損による異物混入が発生する恐れがあるため、切り替えを決めました。既設機のスペース内で収まるサイズ感で、生産ラインに追加変更を生じないことが条件に検討を行いました。
導入理由:検出が難しい子豚用磁化針も見つけることが可能。
牛や豚は成長過程において、ワクチンなどの摂取で注射針を使用した際に体内に折れ針が残ってしまう場合があります。注射器に複数の種類があるように、針も子どもと大人の牛では大きさが異なります。検出が難しい子豚用磁化針や解体時の刃物片も検出できる同機を導入したいと思っていました。
導入後の効果:清掃時の駆動部と操作部の耐水性向上で、作業負担減。
毎日の清掃の際に、飛散してしまう水の影響が心配だったので、これまでは部分的にビニールをかけるなどの対応を行っていました。これまでの工場の使用感を、営業担当者の方に伝えました。意見をもとに操作部の保護カバーや駆動部(モーター)カバーの形状の変更などのオプションを追加していただけたので、環境的影響が軽減し、清掃時間の短縮に繋がったと感じています。
※検査機は、検査品や使用環境、ご要望などに合わせて、オプション機能や特殊対応を含んでいる場合があります。
※掲載内容は、予告なしに変更または掲載の中止を行う可能性があります。
投稿日2022/03/30
更新日2022/10/06
参考機種:
金属検出機 注射針用
牛や豚などのブロック肉向き。検出が不可能だった子豚用磁化針も確実に検出します。搬送質量は最大30kgまで。鉄やステンレスなどさまざまな種類の金属が検出できます。金属検出機はX線検査機が苦手とする、サビ片などの金属、金属成分を含む印刷インクなどの微小金属にも高感度で反応し検出することが可能です。