課題
生産量の増加への対応のため、生産ラインを増設。金属検出機が新たに必要になりました。
解決策
以前導入したことのある、金属検出機と同機種を追加導入し、検査の安定と品質向上を図ります。
背景:業績が安定してきたので、段ボールの生産ラインを増設。
増設した新しいラインに金属検査機がなかったので、追加導入を検討。同じ機種を以前から使用しており、他工場でも使用していて順調に運用できていたため好評だったので、安心して導入を決めました。検出機を導入して、異物を排除し、さらなる商品の品質向上を図りたいです。
導入理由:段ボール原紙から、段ボールシートを制作する工程で異物が混入しやすい。
段ボールは、3枚の段ボール原紙を貼り合わせることで出来上がります。この貼り合せは、「コルゲータ」という非常に大きな機械を使用します。「コルゲータ」の中には複数の機械があり、中紙(中しん)を波型に成形、糊を付け、表・裏に貼り合せ、接着、カットなどを行います。貼合工程で、まれに「コルゲータ」から機械部品が落下したり、金属片が混入したりする場合があるため、鉄・ステンレスやアルミなどの混入を検出したいです。
導入後の効果:工場に必要な台数の検査機が揃ったことで、見えてきた現場の現状。
各ラインの検査情報が数値化でき、どれくらい異物混入品があるか把握しやすくなりました。検査機の導入で、検査が安定したことで、検査以外の業務に注力できるようになり、生産の安定感が増したと感じています。検査データを元に、さらなる業績向上を目指して励んでいきたいです。
- ▲写真はイメージです。
- ▲比較例の幅広型図面はSD3P-16030Dのものです。仕様によって、図面が異なる場合があります。
- ▲出荷前の段ボールイメージ。
- ▲他、機械から落下した金属片などを検出。
※検査機は、検査品や使用環境、ご要望などに合わせて、オプション機能や特殊対応を含んでいる場合があります。
※掲載内容は、予告なしに変更または掲載の中止を行う可能性があります。
投稿日2022/03/30
更新日2022/10/06
参考機種:
金属検出機 特殊機
用途によって、様々なタイプの金属検出機があります。それらは特殊な仕様があることが多いため特殊機と呼ばれています。鉄やステンレスなどさまざまな種類の金属が検出できます。金属検出機はX線検査機が苦手とする、サビ片などの金属、金属成分を含む印刷インクなどの微小金属にも高感度で反応し検出することが可能です。
