課題
生産ラインで小豆のコンベアからの落下や検査機内での停滞が頻繁に発生していたため、検査効率の低下を招いていました。
解決策
小豆に適した搬送・仕様のX線検査機の導入で不良品として除かれる良品を削減し、安定した検査が可能に。
背景:生産ラインでの穀類の落下、検査機内に穀類が停滞。
小豆は軽く、小さいため、勢いがついてしまうとコンベアから落下したり、検査機内の隙間に残ってしまったり、検査機に通す時にロスが生じることがよくありました。こういった不良品ではなかったはずの良品を落下させずに生産できるような対策が必要でした。
導入理由:落下する良品を減少させ、不良品を適切に排除したい。
投入口と排出口は落下を抑える仕様で、後段ラインへもスムーズに搬送。検査機内にも隙間に入らないようガイドが設置され、かつ、ベルトが中央にむけて傾斜が付いているので小豆に適している製品だと感じました。既設機より手入れも簡単そうだったので導入を決めました。
導入後の効果:新しい検査機の導入で、歩留まりの向上へ。
今回の導入で、検査ラインで落下する製品は減少しました。特に落下が多かった排出口は、筒の形の出口になったことで、水道の蛇口のように出てくるので左右への飛び出しが減りました。不良品になる良品が減ったことで、少しずつですが歩留まりが向上していると感じています。
▲導入機種の「搬送部の部品脱着」の方法を紹介。
- ▲シュート(投入口)の正面図、側面図はイメージです。
- ▲穀類は飛び散りやすいため上記のような形状が有効です。
- ▲断面図はイメージです。
※検査機は、検査品や使用環境、ご要望などに合わせて、オプション機能や特殊対応を含んでいる場合があります。
※掲載内容は、予告なしに変更または掲載の中止を行う可能性があります。
投稿日2022/03/30
更新日2022/11/22
参考機種:
X線検査機 中型 SX2-2353HW / SX2-3873HW
新X線センサー3Hで高感度検査を安定的に行えます。金属・石・ガラス・骨それらに加えて樹脂・硬質なゴムなどが検出可能です。異物検査の他、金属系包材(缶詰・アルミ包材等)の中身検査や形状検査・個数検査・マスク検査・かみこみ検査・相対質量検査等が検査可能です。
