課題
ラインの見直しが必要な状態。検査工程で、不良品に巻き込まれる良品などの廃棄量を削減し、歩留まりを上げたいと考えていました。
解決策
より上流で検査することで、商品ロスを低減へ。ミンチ肉・ひき肉など形状の不均一な製品に適したコンベア・X線検査機・選別機の提案。
背景:生産性を上げるために、ラインの見直しが必要な状態。
加工食品をより多く生産するためには、原材料を増やすこと以上に商品に合った検査が出来ているか検証が必要でした。ラインの再検討を行い、より上流のミンチ肉の状態で検査を行うことで、効率的な異物などの検出を目指すことにしました。かつ、選別時に不良品に巻き込まれている良品やコンベアから落下する良品を削減するために対策が求められていました。
導入理由:ラインの上流で検査することで、商品ロスを低減。
ラインの上流のミンチ肉の状態で検査することで、製造の早い段階で異物や不良品を除去することが可能となり、商品ロスの低減へ繋げることが可能となりました。検査工程での不良品に巻き込まれる良品の削減と合わせて、歩留まり向上へ役立っています。
導入後の効果:シャッター部の不良品選別の改善などで、歩留まりが向上。
以前は不良品を選別する際に、多くの良品を含んでいました。導入後は、異物を検出した際に検査品を切り分けて異物付近のみ選別するので、良品の巻き込みが少なくなりました。上流で検査を行うことで、下流でのNG率(不良品検出率)が下がり、ロスを低減。どちらも歩留まり向上に繋がりました。また、付加価値として、作業時間が短縮でき、作業工程を7→4工程に削減。担当作業員も1/3に省人化でき効率化が図れました。
※検査機は、検査品や使用環境、ご要望などに合わせて、オプション機能や特殊対応を含んでいる場合があります。
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投稿日2022/03/30
更新日2022/10/19
参考機種:
X線検査機 中型 SX2-2353HW / SX2-3873HW
新X線センサー3Hで高感度検査を安定的に行えます。金属・石・ガラス・骨それらに加えて樹脂・硬質なゴムなどが検出可能です。異物検査の他、金属系包材(缶詰・アルミ包材等)の中身検査や形状検査・個数検査・マスク検査・かみこみ検査・相対質量検査等が検査可能です。