課題
既設の金属検出機では誤作動が多く、対策として検査感度を下げて運用していました。検査精度を下げずに安定して検査できる検査機を探していました。
解決策
誤作動の原因となる周囲の製造機械の影響を受けにくい金属検出機を導入しました。
背景:検査機を高感度で運用できない現場のジレンマ。
樹脂トレイの製造ラインでは多くの機械が稼働しています。そうした周囲の機械の影響を受け、既設の金属検出機ではセンサーが誤作動を起こすことが頻発していました。高感度で検査を行うとより誤作動が増えるため、誤作動防止のために検査精度を下げて運用せざるを得ない状況にありました。
導入理由:インラインデモで検証、実用感度で導入を決定!
検査機の入れ替えにあたって、誤作動の少ない検査機を導入したいと考えていました。製造ラインに導入予定の検査機を設置し、実際の生産工程と同じ状況で検査するインラインデモを実施しました。既存の検査機と比べ誤作動が少なく順調に検査でき、検査感度も十分に満足する数値を得られたため、導入を決めました。
導入後の効果:誤作動の少ない検査機で生産効率の向上と品質向上の両立。
新しい金属検出機は外部ノイズに強いため、周囲の製造機械の影響を受けにくくなっています。既設機よりも高い感度で運用しても誤作動が起こりにくく、高感度で安定した検査が可能になりました。生産効率の向上と商品の品質向上を両立できて満足しています。
※検査機は、検査品や使用環境、ご要望などに合わせて、オプション機能や特殊対応を含んでいる場合があります。
※掲載内容は、予告なしに変更または掲載の中止を行う可能性があります。
投稿日2022/03/30
更新日2022/11/15
参考機種:
金属検出機 中型 SD3P-45B Type
大袋・大箱製品向け。通過幅45cm未満までのサイズ、重量物(20kg)の搬送に対応(コンベア全長上)。振動に強い構造で、誤作動を排除します。鉄やステンレスなどさまざまな種類の金属を検出。金属検出機はX線検査機が苦手とする、サビ片などの金属、金属成分を含む印刷インクなどの微小金属にも高感度で反応し検出することが可能です。