課題

箱詰めまでの自動化を進めている生産ラインで、検査機の誤検知が多くあり、作業員が定期的な補助を行っている状況でした。精度が高くて、誤検知の少ない検査機を探していました。

解決策

AI検査オプションを搭載したかみこみX線検査機を導入することで、誤検知を削減し、安定したかみこみ不良品の検出と選別を実現。

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背景:トレーのかみこみは見た目が悪く、著しく保存性を損なう恐れも。

かみこみ不良品は、かみこみの位置によっては保存性が損なわれてしまうなど課題があります。従来は、ハムの欠片や油分等を噛み込んだ商品を見つけることが難しく、既設機では誤検知が多かったので、どれくらいの量が市場へ流出しているか分かりませんでした。

導入理由:生産ラインの自動化を阻む、検査機の誤検知発生。

数年前から、生産ラインの箱詰めまでを自動化できるよう設備を整えてきた中で、従来の検査機では誤検知(良品を不良品として認識等)が発生しており、定期的に作業員が補助を行っていました。自動化をさらに進めるにあたって精度の高い検査機の導入は必須でした。

導入後の効果:AI検査オプションで誤検知を抑制し、安定した検査を可能に。

AI検査オプション搭載のかみこみX線検査機を導入したことで、検査が安定して誤検知が減少。AIがデータを学習・蓄積し、トレーの反りなどの誤検知しやすい部分を除き、かみこみのみを検知するように稼働しています。作業員の補助も不要になり、トレーのかみこみ発生頻度が全体の0.3%以下であることなど現場の課題が数値化して見えてきているので、今後のさらなる生産性向上に役立てたいと思います。

 

 

 

 

※検査機は、検査品や使用環境、ご要望などに合わせて、オプション機能や特殊対応を含んでいる場合があります。
※掲載内容は、予告なしに変更または掲載の中止を行う可能性があります。

投稿日2022/07/26

更新日2022/10/06

参考機種:
かみこみX線検査機
SXS2-2154HC1D / SXS2-3474HC1D

X線と光学系で撮影した2つの画像を合成することで、従来機ではできなかった「かみこみ」「異物」「相対質量」「形状」全ての項目を高感度に検査可能。軟包材・印刷のある包材・アルミ包材の異物検出、シール直後の検査に限定されないなど、従来のかみこみ検査方式にはないメリットを実現しています。

SXS2-3474HC1D
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