課題
既存の検査機は、長年使用してきたので、老朽化が進み、誤検出が増えていました。また、検査画面に検出数値が出ない仕様だったので、近年は特に性能面が心配でした。
解決策
同時期に、生産性の向上に向けて工場の設備改良の予定があったので、横幅の広い生産設備に対応した機種を提案。
背景:長年使用してきた金属検出機の検査ミスの増加。
20年近く使用してきたので、近年は老朽化による誤検出(良品の誤判定)が増えていました。異物が混入していない良品を不良品として検出してしまうことや不良品の選別が甘くなり、生産にも影響が出て困っていました。
導入理由:既設機の画面に検出数値が表示されないことへの不安。
グループ企業の工場へ赴いた際に、検査機の操作性の違いに驚きました。画面で検出値を見たことがなかったので、今の運用にあった設定が出来ているか不安になりました。老朽化による誤検出の増加の影響で、1日数kgのフードロスが発生し、対応が問われていました。
導入後の効果:新しい設備に合った検査機の導入で、生産性が向上。
生産性の向上のため、横幅を広げた生産ラインに適した機種を提案してもらい良かったです。検査精度が上がりつつも、誤検出が削減し、生産が安定しました。フードロスも削減して、よかったです。 ※検査精度例:FeΦ1.2mm→0.8mm、SUSΦ2.0mm→1.2mmに改善。
- ▲幅広型金属検出機正面側。
- ▲3つのスクレーパーで、ベルトに付いたクッキーの破片・粉を除去。
- ▲電化製品と同じように、検査機にも使用目安となる期限があります。金属検出機の場合は10~15年程度が目安となります。
- ▲電化製品と同じように、検査機にも使用目安となる期限があります。金属検出機の場合は10~15年程度が目安となります。
- ▲イラストや機能説明によるナビゲートで、分かり易く操作できます。
- ▲検出可能な異物の一例です。
- ▲検査モードを自動で簡単に設定できるので、感度設定の負担が少ないです。
※検査機は、検査品や使用環境、ご要望などに合わせて、オプション機能や特殊対応を含んでいる場合があります。
※掲載内容は、予告なしに変更または掲載の中止を行う可能性があります。
投稿日2023/03/22
更新日2023/03/22
参考機種:
金属検出機 特殊機
用途によって、様々なタイプの金属検出機があります。それらは特殊な仕様があることが多いため特殊機と呼ばれています。鉄やステンレスなどさまざまな種類の金属が検出できます。金属検出機はX線検査機が苦手とする、サビ片などの金属、金属成分を含む印刷インクなどの微小金属にも高感度で反応し検出することが可能です。
