課題
新設する製造ラインに、金属異物検査のためのX線検査機を設置することが決定。性能の良い検査機を探していました。
解決策
金属異物検査に加えて、かみこみ検査ができるかみこみX線検査機を導入しました。当初の予定より検査項目を増やせるため、品質の向上につながりました。
背景:異物混入品の流出防止対策の一環としてX線検査機の設置は必須。
食品の製造をとりまく安全への関心は年々高まっています。金属異物が混入した製品は、品質や安全性が損なわれている恐れがあります。安心安全な製品を消費者に届けるために、不良品の流出防止対策に力を入れることは、ブランドイメージの向上につながると考えています。ドリップバッグコーヒーの製造ラインを新設するにあたり、性能の良い検査機を探していました。
導入理由:かみこみ検査も同時に行える検査機で品質向上へ。
当初はX線検査機を導入する方針で検討を進めていました。その過程で、異物検査と同時に、外袋シール部のかみこみ不良を検出できるかみこみX線検査機の提案を受けました。かみこみ不良はドリップバッグの破損や、密閉不良による保存性低下の原因になります。さらなる品質の向上につながると考え、かみこみX線検査機の導入を決めました。
導入後の効果:高い検出感度で安定運用。検査機1台で2項目の検査が行え、省スペース。
異物検査もかみこみ検査も高感度に安定して検査できています。目視検査や触診検査では判別が難しい小さなかみこみも検出でき、満足しています。また、1台の検査機で異物検査とかみこみ検査を同時に行えるため、検査スペースを広くとる必要がなく助かっています。
※検査機は、検査品や使用環境、ご要望などに合わせて、オプション機能や特殊対応を含んでいる場合があります。
※掲載内容は、予告なしに変更または掲載の中止を行う可能性があります。
投稿日2023/03/22
更新日2023/03/22
参考機種:
かみこみX線検査機
SXS2-2154HC1D / SXS2-3474HC1D
X線と光学系で撮影した2つの画像を合成することで、従来機ではできなかった「かみこみ」「異物」「相対質量」「形状」全ての項目を高感度に検査可能。軟包材・印刷のある包材・アルミ包材の異物検出、シール直後の検査に限定されないなど、従来のかみこみ検査方式にはないメリットを実現しています。