課題

製粉前の原料小麦への異物混入対策として、色彩選別機を使用していました。しかし、小麦に似た色や大きさの石は判別が難しく、除去されずに残ることが問題となっていました。

解決策

小麦と石を密度の違いで判別できるX線検査機を導入。今まで検出が難しかった石を除去できるようになり、クレームが減少しました。

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背景:製粉前の原料小麦に混入した石が、小麦粉のクレームの原因に。

当社ではお菓子やパンなどの材料になる小麦粉(全粒粉)を生産しており、製粉前に原料の小麦を検査しています。小麦に石が混ざった状態で製粉されると、石の触感が残り小麦粉の品質が低下、時にはクレームにつながることがありました。また、石の混入は小麦を挽砕するロール機が摩耗する原因にもなります。

導入理由:既設機では見つけられなかった小石がX線検査機で検査可能に。

石の除去のために、色彩選別機を利用していました。しかし、石の中には全粒粉用の小麦と見た目が似ているものもあり、除去しきれず残ってしまうことがありました。そこで小麦と石を密度で区別できるX線検査機を検討、サンプルテストを依頼しました。除去したい大きさの小石を問題なく検出できることがわかり、導入を決定しました。

導入後の効果:小麦粉の品質が向上し、新しい販路に繋がり生産量アップ!

X線検査機を導入してからクレームが減ったばかりでなく、取引先から小麦粉の品質が良くなったと好評をいただいています。また、その評判から新しい取引先も増えました。現在は新たに2台目のX線検査機を設置し、生産量の増加に対応しています。

 

 

 

 

 

※検査機は、検査品や使用環境、ご要望などに合わせて、オプション機能や特殊対応を含んでいる場合があります。
※掲載内容は、予告なしに変更または掲載の中止を行う可能性があります。

投稿日2023/03/22

更新日2023/03/22

参考機種:
X線検査機 中型 SX2-4074W

装置の完全密閉、防水・防塵(完全防水)、クーラーレスを完備。全身IP66準拠。ワイドな検査範囲で高出力(75kV)タイプ。金属・石・ガラス・骨それらに加えて樹脂・硬質なゴムなどが検出可能です。異物検査の他、金属系包材(缶詰・アルミ包材等)の中身検査や形状検査・個数検査・マスク検査・かみこみ検査・相対質量検査等が検査可能。

SX2-4074W
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