課題

焼き海苔の包装時にかみこみ不良が発生します。既設の検査機では検査のすり抜けが多く、かみこみ不良品の流出防止のために更なる対策が必要でした。

解決策

アルミ包装のかみこみ検査が可能なかみこみX線検査機を導入。検査をすり抜けた不良品を検出できるようになりました。

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背景:贈答品向け高級海苔での不良品流出はブランドイメージの低下に。

包装機で海苔を包装する際、包材に海苔が引っかかり、シール部に嚙み込んでしまいます。かみこみ不良が発生すると、賞味期限内の海苔の品質と安全性が保てません。特に贈答品向け海苔の不良品流出は、ブランドイメージの低下に繋がります。海苔専用のピンホール検査機で包装の密閉を検査していますが、検査のすり抜けが多く、不良品の流出が問題となっていました。

導入理由:流出対策を強化。アルミ包装のかみこみ不良品を検出できる検査機を導入。

贈答品向け海苔は長期間の品質保持のため、アルミ包装しています。しかし、アルミ包装は目視検査ができず、触診でもわかりにくく、検査をすり抜けた不良品を検査員が発見するのは困難でした。システムスクエアのかみこみX線検査機ではアルミ包装のかみこみ不良を検出できると知り、流出防止対策を強化するために導入を決めました。

導入後の効果:海苔のかみこみ、包装内での折れ、封入枚数不足が同時検査可能に。

ピンホール検査機の後にかみこみX線検査機で検査することで、すり抜けたかみこみ不良品を検出できるようになり、不良品の流出が減少しました。かみこみ不良の他にも、包装内の海苔折れや、一袋当たりの海苔の封入枚数が少ない商品も検出できるようになりました。総合的な品質向上につながり、とても満足しています。

▲海苔工場での導入の様子。アルミ包材の焼き海苔、4連包の味付き海苔を検査しています。

 

 

 

 

 

 

 

※検査機は、検査品や使用環境、ご要望などに合わせて、オプション機能や特殊対応を含んでいる場合があります。
※掲載内容は、予告なしに変更または掲載の中止を行う可能性があります。

投稿日2023/03/22

更新日2023/03/22

参考機種:
かみこみX線検査機
SXS2-2154HC1D / SXS2-3474HC1D

X線と光学系で撮影した2つの画像を合成することで、従来機ではできなかった「かみこみ」「異物」「相対質量」「形状」全ての項目を高感度に検査可能。軟包材・印刷のある包材・アルミ包材の異物検出、シール直後の検査に限定されないなど、従来のかみこみ検査方式にはないメリットを実現しています。

SXS2-3474HC1D
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