課題
化粧箱入りチョコレートの入り数不足のクレームが発生。実際に不足があったかどうかを客観的に証明できず、クレーム対応に苦慮していた。
解決策
箱詰め後にX線検査による全数自動検査と検査画像の保存を行い、入り数不足・過多を確実に検出・記録できる体制を構築した。
背景:箱チョコレートの入り数不足は「起きていないはず」、しかし証明できない。
化粧箱入りのチョコレートを生産しており、発生頻度は高くないものの、「1個足りない」といった入り数不足のクレームが時折寄せられていました。作業者が手作業で決められた数量を箱詰めし、検査も目視で行っていたため、入り数不足が起きる可能性は低いと考えていました。
しかし、客観的に証明する手段がなく、クレーム発生時に十分な検証と説明ができない点が大きな課題でした。また、化粧箱のデザインにアルミ成分が含まれていたため、金属検査機では異物検査が行えず、異物の確認も目視検査に頼らざるを得ない状況でした。
導入理由:X線検査で客観的な「見える化」を実現。デモ機レンタルで初めての導入でも安心。
別製品の異物検査では、以前からシステムスクエアの金属検出機を使用しており、入り数不足の対策についても相談しました。その際に、「箱詰め後にX線検査を行うことで、入り数を全数自動で確認できる」という提案を受けました。さらに、X線検査で取得した画像をすべて保存でき、日付やロットNo.をもとに当時の検査結果を確認できる点も大きなメリットだと感じました。
X線検査は初めての導入で、生産ラインへの設置や効果に不安もありましたが、相談後すぐにデモ機を持ち込み、実際のラインで検証を行ってもらえたことで、不安を解消できました。
さらに、化粧箱にアルミ成分が含まれていても異物検査が可能である点も評価し、導入を決定しました。
導入後の効果:全数検査と履歴管理で、クレーム対応の質が大きく向上。
導入後は、箱詰め後の全製品をX線検査し、検査画像をすべて保存しています。その結果、入り数不足のクレームが発生した場合でも、保存された画像を確認することで、客観的な根拠をもって消費者へ説明できるようになりました。
また、実際に運用を始めてみると、入り数不足だけでなく、入り数が多いケースも検出されました。「想像以上に人為的なミスが発生していた」と現場で実感する結果となっています。
全数検査によって作業ミスを早期に把握できるようになり、品質保証の強化だけでなく、履歴管理の重要性も再認識しました。今後の生産ライン改善にもつながる取り組みだと感じています。
- ▲入り数の不足だけでなく、過剰に入った商品の検出も可能です。異物検査も同時に行うことが可能です。
- ▲クレームの入った商品の生産日の検査画像を確認することで、消費者へ明確な回答を行うことができます。
- ▲お客様の課題・ニーズに合わせた情報管理システムが柔軟に構築できます。
- ▲箱詰めの後工程にX線検査機を設置。入り数に問題ない製品だけが出荷されます。
※検査機は、検査品や使用環境、ご要望などに合わせて、オプション機能や特殊対応を含んでいる場合があります。
※掲載内容は、予告なしに変更または掲載の中止を行う可能性があります。
投稿日2026/02/12
更新日2026/02/12
参考機種:
X線検査機 中型 SX2-2554W
装置の完全密閉、防水・防塵(完全防水)、クーラーレスを完備。装置全体IP66準拠。金属・石・ガラス・骨それらに加えて樹脂・硬質なゴムなどが検出可能です。異物検査の他、金属系包材(缶詰・アルミ包材等)の中身検査や形状検査・個数検査・マスク検査・かみこみ検査・相対質量検査等が検査可能です。







