課題

X線検査機で冷凍した鶏むね・もも・ささみ肉に骨が残っていないか検査していましたが、毎月数件のクレームが発生していました。

解決策

AI検査が可能な高精度のX線検査機に入れ替え、鶏肉を解凍後に検査するようにしたところ、クレームが半減しました。

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背景:骨の見逃しによるクレームが多発、従来のX線検査に限界。

当社では、鶏肉の加工食品を製造・販売しています。冷凍鶏肉をX線検査機で検査し、硬い骨など見つかれば手作業で取り除いた後、からあげやフライなどに加工して出荷しています。しかし、一部の骨を見逃してしまい、骨が残った製品が市場に流出することがありました。毎月数件のクレームが発生しており、当時使用していたX線検査機の検出能力に限界を感じていました。

導入理由:骨の見逃しを大幅に減らす提案、高精度X線検査とAI検査の組み合わせ。

複数の検査機メーカーに相談したところ、システムスクエアから骨の検出に強い高精度なデュアルエナジーX線検査機にAI検査を組み合わせる提案を受けました。実際のラインで行うインラインデモでは、3mm程度の小さい硬骨や尖った鎖骨、鶏むね肉の平たい三角骨まで検出できました。デモ対応までのスピードも非常に早く、他社が見積りを出す前に、すでに検証を終えられていた点も信頼につながり、導入を決めました。

導入後の効果:クレーム半減、検査方法の見直しで作業負担も軽減。

骨のクレームが半減し、導入後すぐに効果を実感しました。さらに、冷凍状態で行っていた検査を解凍後に変更する改善提案を受け、誤検知が大幅に減少しました。冷凍された鶏肉は身が締り、氷による影響で誤検知が起きやすいことを初めて知り驚きました。
検査の原理や影響要因まで丁寧に説明してくれたことで、検査機専門メーカーとしての知見と経験の深さを感じ、大きな安心感につながっています。

 

 

 

 

 

 

※検査機は、検査品や使用環境、ご要望などに合わせて、オプション機能や特殊対応を含んでいる場合があります。
※掲載内容は、予告なしに変更または掲載の中止を行う可能性があります。

投稿日2025/12/01

更新日2025/12/01

参考機種:
X線検査機 中型
SXM2-3671MWJ / SXM2-4171MWJ

業界初の高精度デュアルエナジーセンサー搭載モデル。当社従来機に比べ、より鮮明な画質で異物の検出が可能。金属・石・ガラス・骨それらに加えて樹脂・硬質なゴムなどが検出可能です。異物検査の他、金属系包材(缶詰・アルミ包材等)の中身検査や形状検査・個数検査・マスク検査・かみこみ検査・相対質量検査等が検査可能。

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