課題
高い品質基準を持つ取引先からの要望に応えるために、従来の金属検出機では、検知が難しい小さな金属異物を安定して検出できる検査機を探していました。
解決策
微小金属の検出ができる磁化式金属検出機を導入することで、品質が向上。製品の販路の拡大につながりました。
背景:微小な金属異物混入に対応するため、検査レベルを上げたい。
ウインナーの製造では、肉を撹拌する工程などで、刃物の欠片や装置の部品が摩耗して出る粉状の微小金属異物が混入する場合があります。そのような不良品が出荷されないよう検査体制を整えていますが、検査レベルを更に引き上げるために、対応を模索していました。
導入理由:インラインデモにて、微小金属異物が多数検出された。
システムスクエアの担当の方に、製品の中に入ってしまった金属異物に磁気を帯びさせて発見する検査機を提案していただきました。実際の生産ラインに設置してインラインデモを行っていただいたところ、従来の検査では見つからなかった金属異物が多数検出されたので驚きました。
導入後の効果:より高い品質基準を持つ取引先からの要望に対応できるようになった。
同機は、コンビニ業界などの高い品質基準を持つ取引先からの要望にも対応でき、品質基準を数値で証明できるので、自信をもって取引できます。また、検査品の温度変化の影響を受けずに、安定した検査精度が保てるとのことなので、冷凍の食品の検査も安心です。 (実用感度でFe球φ0.3mm以下レベルが検出可能。 ※周囲環境、ワークの影響により検出感度は異なります。)
- ▲本装置では磁石を使用しています。周辺ではペースメーカーなど生命維持装置が誤作動する恐れがあります。
- ▲冷凍ウインナーの写真はイメージです。
- ▲従来の金属検出機やX線検査機が苦手とする異物の検出に強みを発揮します。(アルミニウム、黄銅は検出不可)
- ▲磁化式金属検出機は、品質基準の高いコンビニ業界向けの加工肉食品の検査に適しています。
※検査機は、検査品や使用環境、ご要望などに合わせて、オプション機能や特殊対応を含んでいる場合があります。
※掲載内容は、予告なしに変更または掲載の中止を行う可能性があります。
投稿日2023/03/22
更新日2023/03/22
参考機種:
磁化式金属検出機 30Type
従来の金属検出機やX線検査機では検出が難しい微小金属異物を検出できます。アルミニウムの影響を受けないため、レトルトパウチや缶詰などの金属異物検査が可能です。また、塩分・水分・検査品の温度変化の影響を受けず、検査精度が落ちないため、漬物や冷凍食品の検査に適しています。
